人生の喜びは魂のごちそうの量で決まる
インスタに載せる料理の写真をどれだけ映えさせるか
そして、美しくかつ迫力あるように撮影したい!と思っている方がいらっしゃると思います。
私は料理の写真を撮影する依頼をお受けすることがあります。
ただ、料理の写真を撮るのは、思ってるほど簡単ではありません!
10年人物を中心に撮影してきましたが、料理を撮影はするのは難しいと感じています。
料理は人のようにアクションをとってに動き回らないし、笑顔を投げかけてくれることもありません。
だからこそ、その場の状況を適切に理解し食欲をそそるようにシーンを設定する必要があります。
今回は料理の映え写真において感じているヒントを調査・研究して選びました。
題して『インスタで差をつける。ライバルに教えたくない4つのコツ!』
いかに『おいしく』食べている情景が浮かぶかを意識する
撮影の時はどんな情景でこの食事をするのか?どんな場面だったら料理にあう情景なのかを常に意識します。
その為に利用できる物といえば小道具です。

料理は盛り付けてあるお皿だけでは情景が分からない場合がほとんどです。
スプーンやフォーク、計量カップなどの調理器具だけでなく、あらゆる色、形のお皿を使用しています。グラスやおちょこといったお酒と合わせて撮影したりすることもあります。
さまざまなアイデアを組み合わせてその場の最適解を探すのは難しい。
小道具の組み合わせはその場の情景を再現する【再現力】が求められます。これはセンスという抽象的な表現になってしまう事があるのですが、評価が高い写真にどれだけ触れてきたかの経験に左右されるところでもあります。
材料・調味料をわかるように食べ物に添える
以下の写真から読み取れると思います。

完成した料理の背景にさりげなく【使用した材料・調味料】を利用します。
材料をお皿の周りに配置したり、隣に小さな瓶を置いたりして印象付けをしたりします。
料理自体に視覚的に興味をそそらせ、
料理にどんな素材が使われているか?調味料は何を使っているのか【使用した材料・調味料】を通じて理解してもらうようにします。
そうすることによって、視覚で味の予想をすることができ、より料理写真の情景が引き立ちます。

この手法は『なんか見たことあるな~』って感じる方も多いかと思います。
注意して料理の写真をみるとよく利用されている手法の一つです。
意味を一つひとつ考えると、料理の味が具体的になる重要な役割を担っていることがわかります。
ピンポイントに焦点を当てて背景をぼかす
F値が1.8や1.4といった低い数値であることを意味します。(F値が低い程背景がボケやすい)
スマートフォンで撮影する場合も同じことが言えます。
ポートレート機能を使って、目立たせたいポイントに焦点を当てて、その部分を魅力的かつダイナミックに表現することができます。
残りの部分は焦点が外れるので、他の料理をを背景で表示することで情景が残り印象深い料理写真を写すことができます。

様々な角度を検証する
近く、遠く、高いところ、低いところを様々な角度から撮影して一番印象に残る角度を探求します。人々は料理の写真に飽きないので、検証することが大切だと感じています。自分の好みの角度とシーンを発見し、自分のスタイルを創ることが大切です。

まとめ
写真に正解はありません。写真は数字で表すことができないし、好みのセンスは分かれます。だからこそ、自分の料理写真は【コレ】という個性を埋め込み、その個性に沿った写真を撮影することが大事だと考えています。
自分にしかできない。私といえばこういう撮影方法が合っていて楽しい!!
常識にとらわれることなく写真を撮影することが大事です。
※仕事の場合は違います!依頼主の思いとイメージをしっかりと固め、依頼主が一番求めているモノを撮影しなければなりません。
料理撮影を楽しんで、自分だけの方程式を探求しよう!
